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日々妄想を糧に生きております。
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学校カラーが黒であるこの不動峰で、その制服はあまりにも目立ち過ぎた。

山吹からの転校生で知っている事と言えば、まだウチの制服が出来てなくて(他の理由があるかもしれないけど)まだ山吹の制服で登校してること。
杏ちゃんと同じクラスで、家も近いから良く話すっていうことと、後は女だってことくらい。

そんな、興味も無かったんだけど。

「内村君だよね?」

放課後、テニスコートに向かう俺に声を掛けたのはその転校生だった。白基調の制服はホントに目立つ。つーか眩しい。

「そうだけど?」
「あ、良かった!間違えたらどうしようかと思ったよ」

転校生は、これで間違ってたら私の記憶力は大問題だったね!なんて笑いながら(コイツ頭大丈夫かな)カバンを持つ手とは反対の右手で俺にメモを差し出した。

「杏ちゃんがね、誰でも良いから渡しておいてって。今日委員会だから」

渡されたメモに目を走らせると「絆創膏・冷却スプレー」と簡潔に書いてある。そういや切れそうだったっけ。

「渡せて良かった。じゃまたね!」

そう言うと転校生は白いスカートを翻して廊下を歩いて行く。下駄箱はこっちだから、多分図書館にでも行くんだろう。そう思ってまたテニスコートに行こうとすれば。

「内村君!!」

今度は大きな声で呼ばれた。つかデカ過ぎだろ!廊下にスゲー響いてんだけど…!

「な「部活!頑張ってね!」
振り返って文句の一つでも言ってやろうと思った俺の声はソイツの声に遮られて。
言ってやろうと思った言葉は、笑顔で手を振って去って行く転校生には届かなかった。
ため息一つ吐いてテニスコートに向かう。
頑張って、なぁ。

「当たり前だっつーの」

転校生のことで知っている事と言えば、まだウチの制服が出来てなくて、杏ちゃんと同じクラスで、声がデカい変な女だってことと。

「あ」



名前、知らねーな。


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うぉ…なんとか間に合いました!内村京介誕生日おめっとサンバ!

原マサも!大変おめでとうございます!
うへへ☆今日から私の特に好きな王子様のバースデーイベント盛り沢山ですよ鼻血出る…!つか出たのだった。

おめでとう2人とも!

明日は滝誕!
何かできるだろか…



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